プリント基板検査ソリューション『AIPi』

プリント基板検査精度の向上による検査の効率性、経済的メリットの実現

既存のプリント基板検査における問題点

低い検査精度と目視による検査過程の存在

プリント基板検査で使用される検査ソフトウェアの検査精度は50〜80%と低いため、抽出された欠陥を改めて目視検査する必要が生じます。 目視検査は作業負荷になるだけでなく、目視検査作業員ごとに検査結果が異なるため、均一な品質を維持できません。加えて労働環境の悪化、ヒューマンエラーもしばしば引き起こされます。

製品と検査プロセスの分離

既存のPCBプロセスでは、生産と検査プロセスが分離されています。それにより、PCBの転写プロセス中に異物が入り込むことや外部損傷のリスクがあり、PCBの品質が著しく損なわれます。それを防ぐにはクリーンルームやAGVなどの追加設備が必要になり、コスト増をもたらすうえに、履歴管理が困難になります。

加えて、検査精度が低いため、VRS検証段階で追加の目視検査が必要になり、インラインシステムの構築が困難になります。

プリント基板検査ソリューション『AIPi』が解決できる事

低い検査精度に対するソリューション

AIPi Softwareのを用いた検査では、外観検査基準において99.9%の精度で良品を抽出します。AIPiで良品と判定された画像は、検査専門家の目視検査と同等レベルの高い信頼性で判定されるので、必要な目視検査の量を最大90%削減でき、目視検査自体をなくすことも出来ます。

製品と検査プロセスの分離に対するソリューション

AIPi In-Line PackageはAIPi Softwareの高い検査精度とAIPi Scanning System(高感度TDIカメラ)を組み合わせたシステムによりPCB生産-検査工程を統合した世界唯一のソリューションです。

AIPi Scanningシステムは、既存AOI 6台分の画像を同時にスキャンすることができ、PCBディスク全領域を6分割して10秒以内にスキャンします。

さらに、AIPi SoftwareはGPUベースの高速並列処理により14秒以内にプリント基板検査を実行します。 AIPi In-Line Packageは、10秒のスキャンシステムのスキャン時間と14秒のソフトウェア検査をリアルタイムで組み合わせ、24秒から15秒に短縮し、既存の目視検査の40倍のタクトタイムで実施できるため、インライン化を可能にします。

『AIPi』の特徴・強み

プリント基板検査の専門家の経験とノウハウを全てAIに学習済

AIPiはディープラーニングの事前学習に際して、数十人のプリント基板検査の専門家から不良の位置と不良の種類に関する情報を習得しました。また専門家からの画像のほか、独自の画像生成アルゴリズムを使用して数万枚のプリント基板パターンと外観を学習して、より多様な種類の不良の検査を可能にしました。

加えて、AIPiは製造工程で発生する新しい種類の良品・不良品画像を学習させることで新しい検査条件も容易に対応させることが出来るだけではなく、精度も後からさらに高めることが出来ます。

AIで不良位置を正確に検出し、不良の種類を誤差なく判断

1.AIが不良位置を正確に検出します。

AIPiは、これまでの検査ではできなかった不良をピクセル単位で精密に検出し、視覚化します。それにより広い領域の不良位置を表示することができるだけでなく、微細な不良まで検出します。

2.AIが誤差なく正確に不良種類を判断します。

AIPiは、肉眼でしか見えない真性・偽不良の種類を区別します。パターン検査段階での不良の種類はもちろん、外観検査段階の不良までそれぞれの種類を判別することができます。この情報は、歩留まり改善のための予測メンテナンスデータとして利用出来ます。



『AIPi』の期待効果

AIPi Software単体を導入した場合

>期待効果

AIPi Softwareは、お客様サイドで使用されているAOI機器とVRS機器を替えることなく使用できます。 AIPi Softwareは、AOIから抽出された潜在的な不良の90%を受け入れられたものとして認識し、残りの10%をVRS検証段階に抽出します。 これにより、必要な目視検査の量を最大90%削減出来ます。

想定導入リードタイム

約3週間で運用を開始できます。(「1週間の検査基準の定義」 + 「2週間のAI学習と試験導入」を想定)

AIPi In-Line Package(Software + Scanning System)を導入した場合

期待効果

本パッケージは新しいラインを構築したり、高度なインラインシステムを構築したりする必要があるクライアント向けのプレミアムソリューションです。

AIPi In-Line Packageは、6つのAOIデバイスを置き換えることができるスキャンシステムであり、大型プリント基板をスキャンすることができます。また、AIPi Softwareにより、12〜18のVRSデバイスによる検証をカバーできる革新的なソリューションです。

AIPi In-Line Packageを適用すると、AIアルゴリズムにより、検査者による品質の差を解決できるため、品質の偏りを心配する必要がなくなります。また、プリント基板転送中の外部損傷を防ぎ、クリーンルームの必要性を排除し、インライン構造での体系的なロット履歴管理を容易にします。加えて、大容量・高精度・高速の画像検査でリアルタイムプロセスを監視できる次世代のスマートファクトリを実装することもできます。

想定導入リードタイム

約7週間で運用を開始できます。 (「5週間の施設と検査基準の定義」 + 「2週間のAI学習と試験導入」を想定)

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