デジタルサイネージとは?二種類あるデジタルサイネージの違いは?

 最近、駅や公共施設、病院や商業施設などで電光掲示板の使用が増えましたが、この電光掲示板を「デジタルサイネージ」と呼びます。別名では「サイネージ」、「デジタルサイン」などとも呼ばれますが、同じものを指していると理解していただければと思います。
 本ページは二種類あるデジタルサイネージの違い、デジタルサイネージの基本構成についてご紹介します。なお、タッチパネルを使ったデジタルサイネージはタッチ式サイネージと呼ばれますがこちらは別ページで説明します。

デジタルサイネージの種類

デジタルサイネージは、大きく分けて二種類あり、片方はスタンドアローン型、もう片方はネットワーク型(クラウド型)と呼ばれます。

簡単、安価なスタンドアロン型

 スタンドアロン型のサイネージは、USB、SDカードなどの記憶媒体に表示させたいコンテンツを保存しそれをディスプレイに接続することで、広告や案内などの情報を表示することが可能です。複雑な操作もなくUSBを差し込むだけで利用できるため、初めてサイネージを検討される方は導入しやすいです。
 一方で、更新には以下の4ステップがかかる関係でコンテンツの更新頻度が多い・情報更新するディスプレイが複数ある場合などは管理・更新が煩雑になるので次に記載するネットワーク型の導入をお勧めします。小規模の店舗、レストランなどのご利用に向くタイプのデジタルサイネージとなります。
  • 1.コンテンツが保存されたUSBなどの記憶媒体をディスプレイから抜く
  • 2.PCに差し込みコンテンツを編集する
  • 3.PCから再度、USBなどの記憶媒体を抜く
  • 4.USBなどの記憶媒体をディスプレイに差し込む

管理、更新が便利かつスピーディーなネットワーク型(クラウド型)

 ネットワーク型のサイネージは、複数拠点で導入する場合、一括で配信管理したい場合、よく配信内容を差し替える場合など、公共交通機関、商業施設、他拠点にまたがる小売店、工場などへの導入にお勧めです。 ネットワークにつながっており、遠隔から一括で更新が可能なので、特に以下の場面で効果を発揮します。
  • ・複数拠点にサイネージを設置する
  • ・情報更新頻度が高い
  • ・店舗ではなく、本部側で一括して配信管理したい
  • ・スケジュールを設定して配信したい
 一方でスタンドアローン型と比べ、記憶媒体の代わりに別途STB(セットトップボックスという端末です。詳しくはデジタルサイネージの構成(ハードウェア)を参照)、およびネットワーク環境が必要となり、機器構成が複雑になります。
 主に商業施設、オフィス、交通施設、公共施設などのご利用に向くタイプのデジタルサイネージとなります。

スタンドアローン型とネットワーク型(クラウド型)デジタルサイネージの比較

ポイント スタンドアローンサイネージ ネットワーク型(クラウド型)サイネージ
おすすめパターン ・一拠点で導入する場合
・配信内容の差し替え頻度が少ない場合
・複数拠点で導入する場合
・一括で配信管理したい場合
・配信差し替え頻度が多い場合
複数拠点への配信 × 各拠点の現地担当者が配信管理をする必要があります。 インターネットを通して一人の担当者がまとめて配信管理できます。
配信内容差し替え 都度、記憶媒体を取り出し、配信内容を差し替える必要があります。 インターネットを通して配信内容の差し替えができます。
設置場所 担当者が記憶媒体を取り出しやすい位置に限定されます。 ネットワーク環境があれば、場所に依存しません。
通信料・ネット接続 通信料金はかからず、ネットワーク接続の必要がありません。 × 配信内容の差し替えにはネットワーク接続の必要があり、通信料金もかかります。
配信操作の複雑さ 記憶媒体をモニターにさすだけで配信出来ます。 専用ソフト(CMS)を通じて配信する知識が少々必要です。

スタンドアローンサイネージ

おすすめパターン ・複数拠点で導入する場合
・一括で配信管理したい場合
・配信差し替え頻度が多い場合
複数拠点への配信 インターネットを通して一人の担当者がまとめて配信管理できます。
配信内容差し替え インターネットを通して配信内容の差し替えができます。
設置場所 ネットワーク環境があれば、場所に依存しません。
通信料・ネット接続 × 配信内容の差し替えにはネットワーク接続の必要があり、通信料金もかかります。
配信操作の複雑さ 専用ソフト(CMS)を通じて配信する知識が少々必要です。

ネットワーク型(クラウド型)サイネージ

おすすめパターン ・複数拠点で導入する場合
・一括で配信管理したい場合
・配信差し替え頻度が多い場合
複数拠点への配信 インターネットを通して一人の担当者がまとめて配信管理できます。
配信内容差し替え インターネットを通して配信内容の差し替えができます。
設置場所 ネットワーク環境があれば、場所に依存しません。
通信料・ネット接続 × 配信内容の差し替えにはネットワーク接続の必要があり、通信料金もかかります。
配信操作の複雑さ 専用ソフト(CMS)を通じて配信する知識が少々必要です。

デジタルサイネージの構成(ハードウェア)

デジタルサイネージは種類に関わらず、ハードウェアとしてディスプレイ、筐体をそろえる必要があり、さらにスタンドアローン型では記憶媒体としてUSB、SDカードなどが必要となり、ネットワーク型ではSTBが必要となります。

ディスプレイ

 デジタルサイネージのディスプレイには小型、中型サイズの一般的な液晶ディスプレイから、大型LED、タッチパネルなど、用途によってさまざまな種類があります。
 ディスプレイを選ぶ際にはインチ数、解像度の他に輝度が重要となり、特に屋外やバス停での設置の際には見え方に大きく差が出るため重要となります。メーカーから様々な、ディスプレイが販売されているので、設置環境に応じて最適なものをお選びいただくことができます。

筐体

 屋外など、雨風等の特殊環境が発生する場所に設置する場合は、別途モニター、STBを防護するための筐体が必要になります。筐体に求められる要件は主に以下となり、設置場所の環境や稼働状況に対する基準を踏まえ、特注品、または一般筐体を提案する形となります。

屋外サイネージに求められる6つの条件

直射日光対策
黒点対策
熱、寒さ対策
湿気対策
防塵対策
塩害対策

記憶媒体※スタンドアローン型のみ必要

 スタンドアローン型サイネージにてコンテンツを保存するための記憶媒体となります。製品によって若干の差はありますが、基本的に記録媒体内の特定のフォルダ内にコンテンツファイルを置き、ディスプレイにさすことでコンテンツが再生されます。ネットワーク型サイネージではSTBが記憶媒体の役割も担っているので、必要ありません。

STB※ネットワーク型のみ必要

 ネットワーク型のサイネージにてコンテンツのネットワークからの受信、ディスプレイへの配信を行うために必要な機器となります。安価で機能が限定されたPCという位置づけになり、PCやサーバーでも代替が出来ます。 また、最近ディスプレイにSTBの機能が内蔵されているタイプがあり、弊社が販売している「Will-Sign for ブラビア」はこのタイプとなっております。製品について詳しくは以下をご覧ください。

ネットワーク機器※ネットワーク型のみ環境次第で必要

ネットワーク型のサイネージは前述の通り、ネットワークが必要となります。環境として有線LAN、Wi-Fi、4G等がありますが、4G環境を用意する場合モバイルルーターを用意する必要があります。

デジタルサイネージの構成(ソフトウェア)

ネットワーク型デジタルサイネージは別途配信管理をするソフトが必要となり、それはCMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれます。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)※ネットワーク型のみ必要

ネットワーク型のサイネージにてコンテンツの配信管理するソフトウェアで主にクラウドサービスという形で提供されています。 配信担当者のパソコンからCMSの管理画面にアクセスし、そこで配信したい情報、配信日、時間を設定することで、クラウド経由でSTBに情報が配信され、最終的にディスプレイに情報が表示されます。
【配信と運用の流れイメージ】
弊社の代表的なソリューションである「Will-Sign」、「Will-Sign for ブラビア」もCMSの一種であり、詳しくは以下をご参考ください。

デジタルサイネージの構成(コンテンツ)

デジタルサイネージを活用する際にはコンテンツ作成が必要となりますが、対応するコンテンツの形式(ファイル拡張子)は製品によって異なってきます。一般的にはスタンドアローン型のサイネージよりもネットワーク型のサイネージのほうが対応コンテンツが広くなり、弊社のWill-Signは特に対応範囲が広いことが強みとなります。
【対応コンテンツ比較 弊社のWill-Signと一般的なスタンドアローン型のサイネージ】
以上が基本的なデジタルサイネージの構成となります。

電話でのお問い合わせも以下で受け付けております。
お気軽にお問い合わせください。

03-3527-2100

平日 10:00~18:30 受付