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デジタルサイネージがスタッフと加盟店間の新たなコミュニケーションツールとしても貢献
金沢フォーラス様
2019.02.09
金沢駅に隣接するファッション専門ショッピングセンター「金沢フォーラス」。2006年にオープンし、北陸新幹線開通以降、外国人観光客が訪れるようになりました。2018年春には、名古屋、飛騨、金沢を巡るサムライ・ルートが人気を集め、FIT(海外個人旅行)も急増し、館内の賑わいも高まっています。
一方、オープン時から設置しているサイネージは経年劣化を迎え、インフォメーションツールとしての機能が不十分であるとともに、インバウンド対応も追いついていない状況が続いていました。この問題を受け、2017年着任以降、様々な課題解決を進め、今年店内サイネージの全面リニューアルを指揮した橋本マネージャーに、これまでの軌跡をお聞きします。
導入の背景
私は、2017年「金沢フォーラス」に着任しました。着任当時は北陸新幹線の開通によって外国人観光客が増加する一方、店内のインバウンド対策は十分と言えず、TAX FREE対応店舗を徐々に増やしたり、多言語案内ポスターやインフォメーションカウンターでの翻訳機器、翻訳リモートサービスを導入したりなど、徐々に課題解決に向けた対応を進めてまいりました。
一方で、インフォメーションツールとして大きな役割を担うデジタルサイネージは、2006年オープン導入からの経年劣化も激しく、画面焼けや一部表示されないなどの問題を抱えておりました。運用面では、外部業者に委託しており、月曜日に配信依頼し金曜日に放映するなどのタイムラグが生じたため、加盟店情報をリアルタイムに配信することが出来ない状況でした。
増加するインバウンド客対応に加え、加盟店情報のリアルタイム表示によって、新たなインストアプロモーションを確立すべく、2018年、デジタルサイネージのリニューアルを企画しました。
導入のきっかけ
既存導入企業、本社紹介企業、外壁のビジョンに強い会社、地元の会社など、5社への提案を依頼し比較検討を行いました。選定ポイントは、リアルタイム配信、我々チームスタッフによる自社運営でも対応可能な操作性、商業施設への提案、対応力でした。そのような観点を踏まえ、WillSmart社の提供する「WillSign」の導入が決定しました。
導入効果
導入以降、営業企画チーム5名による配信運用を決め、WillSmartの運用講座で使い方を習得。各設置場所の表示内容やジャンルを明確にし、属性に合ったプロモーション展開を行うなどのサイネージプロモーションルールも作成しました。 その結果、サイネージがインストアプロモーションの武器として機能を果たし、リテールサポートの新たな価値が高まっています。
この変化はショップの売上をサポートするだけではなく、営業企画チームメンバーにおいても、コミュニケーション素材として、情報発信方法や売上増加方法を積極的にショップに提案できる機会が増えモチベーションUPにも繋がっています。
また、インフォメーションカウンター横に設置した6面マルチモニタでは、動画配信を展開していますが、駐車券発行待ちのお客様などが真剣に動画を視聴していらっしゃいます。
外国人観光客対応についても、アナログ店舗案内版を多言語デジタルボードに切り替えました。これまでのアナログ案内板では、ショップ入れ替え時にシールによる目隠しや追記を行っていた為、見栄えが悪かったですが、デジタルボードにより容易に変更でき見栄えが悪くなることが無くなり、高精細の4Kモニターを採用したことによりショップ名の視認性が高まりました。
また、デジタルボードはタッチ式を採用しており、お客様自身で日本語・中国語・韓国語を切り替え可能で、自らショップを検索する人が増えたことを確認し効果を実感しています。その結果、インフォメーションカウンターでの問い合わせが軽減され業務効率化の一役も担っております。
導入以降、機器の不具合は数回あったものの、簡単な作業ですぐに解決しました。導入して終わりのメーカーが多い中、WillSmartは、現地での原因調査・分析もしっかりサポートしてくれます。このような対応が、我々の安心感とWillSmartへの信頼感に繋がっています。
金沢フォーラス様