九州旅客鉄道株式会社様

JR九州様での導入台数が100台を突破! デジタルサイネージを活用し、タイムリーな運行情報の安定配信に貢献

 Will Smartでは2017年より、九州旅客鉄道株式会社様(以下、JR九州様)が運営する駅にJR九州様の列車位置情報「どれどれ」ならびに運行情報を表示するデジタルサイネージを提供しております。
 九州地方各地の駅へ順次導入を進めており、2023年7月現在の導入数は139駅141台(BRAVIA版33台/小型版108台)となっています。駅の案内業務の効率化や、遅延等が発生した際のわかりやすい情報配信に貢献しています。

導入システム

  • コンテンツ管理/デジタルサイネージ配信管理システム(Will-Sign)

     デジタルサイネージ配信管理システム「Will-Sign」はクラウド上に構成されたシステムで、遠隔操作で配信コンテンツの管理および更新が可能です。導入台数が100台を超えた現在でも、安定した情報配信を実現しています。
     JR九州様の列車位置情報「どれどれ」の内容は、Will-SignのHTML配信機能でサイネージ上に表示されています。

  • 運行情報更新システム(BRAVIA版サイネージのみ対応)

     遅延等が発生した際に駅の管理端末から運行状況を更新できるように専用のシステムを構築しております。遅延や運転見合わせなどの現在の状況や、遅延等発生の事由を登録すると、自動でWeb画面が生成されます。このWeb画面をWill-SignのHTML配信機能を通じてサイネージ上に反映しています。

  • ハードウェア

     無人で運営されている駅舎内の案内所には主に24インチ~32インチの比較的小型のディスプレイを設置しています。 博多駅や長崎駅などの主要駅約30か所にはSTB機能を搭載した大型モニター(BRAVIA)を設置しています。このディスプレイでは画面を分割して動画や静止画、WEBサイトなどを自在に表示することが可能です。

【システムイメージ】

配信コンテンツ

 小型モニターではJR九州様の列車位置情報「どれどれ」をリアルタイムで配信しており、設置駅に接近している列車の情報を取得することができます。
 大型モニター(BRAVIA)では列車の位置情報に加え、リアルタイムで運行情報も配信しています。平常時と遅延等発生時とで表示を切り替えることができるので、遅延等発生時のスムーズな情報配信を実現しています。この運行情報は多言語での表示に対応しており、訪日外国人の案内業務効率化にも寄与しています。
 その他にも、近隣のバス事業者様と連携してバスの運行情報と列車の運行情報を交互に配信しているものや、地域のPR動画の配信など、様々なコンテンツの配信に運行情報配信システムをご活用いただいております。

導入システム

  • JR九州様へのメリット

     デジタルサイネージを活用した運行情報配信システムを導入したことにより、各駅のサイネージに遠隔でタイムリーな情報配信を行うことができるようになりました。
     また、サイネージに表示される運行情報は、日本語だけでなく、英語・中国語・韓国語での表記に対応しております。

  • 利用者様へのメリット

     駅利用者は無人駅を利用する場合もサイネージを見ることで最新の運行情報を確認することができます。遅延等発生時もタイムリーに遅延情報などが更新されるので、駅係員に確認する手間が省けます。

今後の展望

 現在はJR九州様の沿線の情報を配信していますが、主要駅から観光地までの2次交通の運行情報や、周辺施設の観光情報などにシステムを拡張させ、長期的にご活用いただけるように整備していきたいと考えております。

Will Smart担当者コメント

 新型コロナウイルス感染症による移動の制限や人口減少に伴う公共交通のシェア低下など、鉄道事業を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。
 Will Smartでは、駅利用者の利便性の維持はもちろんのこと、省人化や無人化などの駅体制の見直しに伴うサービスの維持や、他の交通事業者様との連携など、システムを活用した様々なソリューションのご提案をしております。これからもお客様の課題解決をご支援してまいります。

本事例またはWill Smartの運行情報配信システムにご興味をお持ちの方は下記よりお問い合わせください。

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