パナソニック株式会社エレクトリックワークス社様

集合住宅向けEV充電サービス「Resi-Charge」のシステム開発を支援!

パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)が集合住宅向けに提供を開始するEV充電サービス「Resi-Charge(レジチャージ)」のシステム開発をWill Smartが支援いたしました。
サービス開発の背景やサービスの概要について開発を担当された電材&くらしエネルギー事業部の陽葉様、酒井様、松塚様にお話を伺いました。

▲写真左から 電材&くらしエネルギー事業部 陽葉様、酒井様、松塚様

集合住宅向けEV充電サービス「Resi-Charge」について

――「Resi-Charge」とはどんなサービスですか? 「Resi-Charge」は集合住宅向けのEV充電サービスです。居住者の方に、充電器の予約や不正利用を防ぐためのユーザー認証、受益者負担を実現する課金などの機能を持つスマートフォン用アプリを利用いただくのが特徴です。
弊社はEV充電器を全国にご提供しているので、サービスの運用だけでなく、EV充電器導入時のマンション管理組合様へのご支援や、導入後の機器の不具合および故障時の対応といったカスタマーサービスまでトータルでサポートできるのも「Resi-Charge」ならではの強みだと思います。

――「Resi-Charge」のアプリの機能について教えてください ①事前予約機能
ユーザーはアプリから充電器を利用したい日時を選択して予約することができます。集合住宅居住者同士でのスムーズな充電器のシェアが可能です。

【予約機能のイメージ】

▲「Resi-Charge」のアプリ画面。希望の日時を選択し、充電器を予約します。

②ユーザー認証機能
充電器の利用開始前には、アプリにて予約者のユーザー認証(QR認証)を行うことで不正利用を防ぎます。

【ユーザー認証のイメージ】

③充電器との連携機能
アプリとEV充電器を連携しているので予約者がアプリ上で充電開始ボタンを押した場合のみ充電器に通電する仕組みとなっています。これにより充電器からの盗電を防止することができます。

サービス開発について

――集合住宅向けにEV充電器サービスを開発したきっかけを教えてください。 以前から集合住宅向けのEV充電器シェアサービスの構想はあったものの、実現には至っていませんでした。しかし、2022年度あたりから市場環境が変わり、集合住宅へのEV充電器の設置が急激に進み始めました。この状況に対応するため、弊社でもなるべく早く集合住宅向けのサービスを開始する運びとなり、「Resi-Charge」の開発を行うことになりました。

――「Resi-Charge」開発にあたってこだわったポイントを教えてください。 一番のポイントはやはり「受益者負担」を実現しているという点ですね。
集合住宅はEVを持つ世帯と持たない世帯が共存しているので、住民の間でEV充電器の導入や運用コストの負担の合意を得るのが難しく、EV充電器の設置が進まない、という課題があります。
「Resi-Charge」は「誰が」「いつ」「どのくらい」充電器を利用したのか管理者が一元管理することで、EV充電器を利用した人が充電時間に応じて電気代等の費用を負担する仕組みとなっており、集合住宅特有のEV充電器に関する課題が解決できます。

――プロジェクトを進めるうえで大変だったことや苦労したことはありますか? 本プロジェクトの開発期間は8か月程度と短めに想定されていたものの、サービスリリース前のテストはかなり入念に行わなければならず、テストで見つかった修正事項をWill Smartの開発担当者の方とタイムリーに連携して修正するという作業が大変でした。
また、弊社の開発チーム内には新規サービス開発に必要な課金や予約サービスの知見がなかったのですが、「こういう機能を付けたほうが良い」「サービス運用中にこういう困りごとがあるから事前にケアしておいたほうが良い」など、カーシェアサービスや予約システムの開発の知見が豊富なWill Smartの担当者の方にコンサルティングいただけたのは助かりました。

――プロジェクトを弊社と伴走してみてどんな印象を持ちましたか? 担当者の方には仕様の変更やスケジュールの変更に柔軟にご対応いただくだけでなく、こちらがお願いしたこと以外にも、カーシェアシステムなどの開発経験を踏まえた適切なアドバイスやご提案をしていただき感謝しています。今回のプロジェクトはWill Smartにお願いしていなかったら完成していなかったと思います。

今後の展望

――「Resi-Charge」の今後のビジョンについて教えてください 「Resi-Charge」はケーブル一体型のEV充電器にのみ対応しているので、コンセント型の充電器や都市部に多い機械式駐車場の充電器にも対応できるサービスを作っていきたいと思っています。
またEVの普及をめぐっては「車両が先か、充電インフラが先か」という議論も取りざたされていますが、パナソニックは充電インフラ整備のパイオニアとして「Resi-Charge」が集合住宅向けのEV充電サービスのスタンダードとなるようにWill Smartの皆さんと引き続き取り組んでいきたいと思っています。

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