株式会社トランドール様

ベーカリーチェーン店におけるデータドリブン経営を目標としたデータ活用の改善支援

 2020年10月より、ベーカリーチェーンを展開する株式会社トランドール社(以下、トランドール)において、データドリブン経営を目標とするデータ活用の改善をご支援しております。

導入の背景

 トランドール様では、POSデータなどの購買データは保有していたものの、それをどのように活用し、どのように改善施策を立案していくかというデータ利活用の面で課題感をお持ちでした。今回は事前のヒアリングでこの課題感を深堀りし、把握できた下記のような詳細課題の解決に向け、Will Smartにてデータ活用のご支援を進めさせていただくこととなりました。

<トランドール様が抱えていた主な課題>
・分析にあたって既に保有しているデータとまだ保有していないデータの整理ができていない
・保有しているデータの活用方法が決まっていない
・データ戦略に基づいた商品構成や施策の検討を推進したい
・社内で取得したデータを活用できる人材の育成を行いたい

Will Smart実施概要

Will Smartでは、トランドール様へのヒアリングを基に、データ整理からデータ活用までトータルでのサポートが必要と考え、プロジェクトをスタートしました。 最終ゴールを、店舗ごとに自走化されたデータドリブン経営と設定し、今回のフェーズにおいては下記のような支援を実施しました。

・関連データの収集
・共通基盤への蓄積
・データ活用に向けたテーマ設定のためのワークショップの開催
・目的に合わせた可視化及び分析

こうした取り組みの中で、購買分析により、これまでは店舗スタッフが感覚的に対応していた棚割りの重要性が認識されました。またバスケット分析(※1)により、セット割商品の最適化に必要なデータの見える化ができました。

Will Smartが開催したワークショップの様子

Will Smartを選定いただいたポイント

今回のプロジェクトでは、データ分析のみならず、その前段階での分析のテーマ設定やデータ整理から、分析後の施策実施、必要に応じた新規でのシステム構築などデータ活用に関するトータルサポートを必要とされていました。

Will Smartでは、BIツールの開発を行うためのデータエンジニアリングはもちろん、ツール等を活用したデータの分析、さらには課題抽出後のサイネージ等を活用した販促施策や業務効率化のためのIT活用のご支援にも対応しており、そういった広範囲でのプロジェクト遂行が可能な点を評価していただき、プロジェクトにご選定いただききました。

今後の展望

今回の分析結果をもとにした、各種店舗施策の実施はもちろん、データドリブン経営に向けたプログラムを実施し、各店舗が自走できるツールの開発および、データ活用人材の育成もご支援させていただく予定です。

(※1)バスケット分析・・・マーケットバスケット解析 (Market Basket Analysis) とも呼ばれるデータマイニングで用いられる解析手法の一つ。併売商品(どの商品とどの商品が一緒に買われたか)を調べ、一緒に購入されやすい商品の組み合わせ見つけるためのデータ分析。



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